AIワークスペースとしてのKylon
人とAIエージェントが、同じ場所で一緒に働く。
Kylonは、AIエージェントがチームの一員として業務に参加するワークスペースです。自社の業務文脈を読み、いま使っているツールの中で実際の作業を進めます。
機能の比較よりも先に、業務の置き場所を決めます。
国内でも、モデルを試す段階から業務プロセスへの実装へ関心が移っています。JAPAN AIは2026年9月11日に、Microsoft Foundryを基盤とした企業向けエージェントの提供を発表しました。導入時に決めるのは次の4点で、Kylonではいずれもワークスペースの設定にあたります。プロンプトの書き方ではありません。
業務の置き場所を決める
対象の業務がすでに話されているチャンネルを1つ決め、関係するスレッド、ファイル、レコードをそこにまとめます。エージェントが読む範囲は、そのチャンネルの中です。
権限とコネクションを業務単位で渡す
その業務に必要なアカウントだけをコネクションとして付与します。付与は1件ずつ取り消せるため、担当が変わるたびに鍵を配り直す進め方にはなりません。
承認の位置を先に決める
社外への送信とレコードの変更は、下書きか承認カードの状態で止まります。どの操作を人が見るかを、運用を始める前に決めておきます。
導入後にどこで確認するかを決める
業務はスレッドで進み、繰り返す業務はワークフローとして保存されます。実行履歴がきっかけになった依頼のとなりに残るので、後から経緯をたどれます。
ここに書かれているのはKylonの動作です。Microsoft FoundryやJAPAN AIとの連携を示すものではありません。
エージェントのいるチャンネルとは何か
Kylonのチャンネルは、ひとつの業務が置かれる場所です。スレッド、ファイル、レコード、そして関わる人がそこにまとまります。そのチャンネルにエージェントを追加すると、設定した権限の範囲で、チームと同じ文脈を読めるようになります。別のモードや別の画面に切り替える必要はなく、依頼のたびに背景を説明し直す手間も減ります。
結果が届く先
- CRM
- Salesforce · HubSpot · Pipedrive · Close · Dynamics 365
- タスク管理
- Linear · Jira · Asana · Trello · ClickUp · monday.com
- ドキュメント
- Notion · Google ドキュメント · Google スプレッドシート · Confluence
- コミュニケーション
- Slack · Gmail · Outlook · Microsoft Teams
使い方
- 01
対象の業務ごとにチャンネルを1つ用意し、関係するスレッドとレコードをそこにまとめます。
- 02
業務が動いているツールを接続し、その業務に必要なコネクションだけをエージェントに渡します。
- 03
社外への送信とレコードの変更について、誰がどこで承認するかを決めます。
- 04
チャンネルにエージェントを追加します。進んだ内容はスレッドと実行履歴で確認できます。
Kylonがしないこと
KylonはSlackやTeamsの追加機能ではなく、独立したワークスペースです。チーム全員がTeamsの中だけで完結していて、そこから動かす予定がないのであれば、Teams内で動く製品のほうが導入は軽くなります。Kylonが引き換えに提供するのは、会社全体で共有される文脈、後から確認できる実行の記録、そして実行後も残る手順です。
よくある質問
- すでにChatGPTやClaudeを使っています。別のワークスペースが必要ですか。
- ChatGPTやClaudeは考えるための道具として強力ですが、やり取りは個人のチャット画面に残ります。文脈を貼り付け、答えを貼り戻す作業が発生し、何が起きたかは他のメンバーには見えません。Kylonのエージェントはチームと同じチャンネルにいて、進行中のスレッドを読み、先週の決定を覚えたまま、CRMやGitHubに接続し、仕上がったものを全員が見える場所に投稿します。
- SlackやTeamsにAIボットを入れるのと何が違いますか。
- SlackやTeamsのボットは、メッセージを読んで返信するところまでが中心です。Kylonのエージェントは会話をまたいでメモリを持ち、データベースを作って参照し、スケジュールやトリガーで複数手順の業務を実行します。3,000を超えるサービスに接続して実際の操作を行い、その操作は権限設定と人による承認の範囲に置かれます。
- 導入と運用に技術者は必要ですか。
- 必要ありません。必要なことを普通の言葉で説明すれば、エージェントが管理表の作成、定例レポートの設定、メールの接続、問い合わせの仕分けまで進めます。コードや設定ファイル、情報システム部門への申請は求められません。
業務と、それを進めるチームを、ひとつの場所に。
ツールとレコードをひとつのワークスペースに集め、業務が話されているチャンネルにエージェントを置きます。実行が終わっても、文脈はその場に残ります。