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PLAUD MCPとは。録音をAIエージェントにつなぐ設定と使い方

PLAUD MCPを設定すると、ClaudeやCursorから自分の録音を検索し、文字起こしと要約を読み出せます。導入手順、公開されている7つのツール、返ってくる項目、検索の制限までを公式資料に沿って整理します。

つきのこ
つきのこ
ソリューションエンジニア · 9分で読めます

結論: PLAUD MCPを設定すると、ClaudeやCursorなどのAIクライアントから自分のPLAUD録音を検索し、文字起こしと要約を読み出せます。導入はコマンド1行で、対応クライアントの設定ファイルは自動で書き込まれます。公開されているのは読み取り用の7つのツールで、録音の追加や書き換えを行うツールは含まれません。出典はPLAUD公式のMCPドキュメントです。

この記事の要点

  • MCP:AIクライアントを外部サービスに接続するための共通仕様。PLAUDは対応サーバーを公式に提供している
  • 導入条件:Node.js 20以上とPLAUDアカウント。インストーラーが利用中のクライアントを検出して設定を書き込む
  • 提供範囲:録音の一覧、詳細、要約、文字起こしを取得する7つのツール
  • 検索の照合先:キーワードは録音の名前に対して照合される。文字起こし本文は対象外
  • チーム利用:Kylonのコネクションとして接続すると、同じ会話の中で担当者が内容を確認できる

会議の録音は、後から聞き直す時間が取れないまま残りがちです。必要なのは録音そのものではなく、そこで決まった内容と次の対応です。AIクライアントから録音を直接参照できると、聞き直す工程を挟まずに確認へ進めます。

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PLAUD MCPは新機能ではない

公式の更新履歴では、MCPとCLIは2026年5月12日にv1.0.0として提供が始まったと記載されています。最近になって公開されたものではないため、導入を検討する際は発表時期ではなく、現在の対応クライアントと提供ツールを基準に判断してください。出典はPLAUD MCP・CLIの更新履歴です。

導入前に確認する2つの条件

  • Node.js 20以上:インストーラーとサーバーはnpx経由で動作する
  • PLAUDアカウント:設定後にブラウザで認証を行う

設定はコマンド1行から始める

ターミナル
npx -y @plaud-ai/mcp@latest install

実行すると、インストーラーが利用中のAIクライアントを検出し、設定を書き込んだうえでブラウザを開きます。認証画面でAuthorizeを選び、案内された対象クライアントを再起動すると、次のセッションからツールを呼び出せます。オプションとして、検出したクライアントを確認なしで設定する--yesと、ブラウザ認証を省略する--no-loginが用意されています。出典はPLAUD MCPドキュメントのInstall節です。

クライアント自動設定設定後の操作
Claude Desktop対応アプリを終了してから開き直す
Claude Code対応終了して新しいセッションを開始する
Codex Desktop対応アプリを終了してから開き直す
Cursor、Windsurf、VS Code、Zed対応各クライアントの手順で再読み込みする
Kiro対応再起動は不要
Claude Web、ChatGPT Web対話形式の案内再起動は不要
対応クライアントと設定後の操作(出典: PLAUD公式MCPドキュメント、2026年9月17日確認)

自動設定に対応していないクライアントの場合

検出されないクライアントには、設定ファイルへ次の内容を追記します。

MCP設定
{
  "mcpServers": {
    "plaud": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@plaud-ai/mcp@latest"]
    }
  }
}

ブラウザ版のClaudeとChatGPTから使う

手元にNode.jsを用意せずに使う経路もあります。Claude Webでは、左側のCustomizeからConnectorsを開き、Plaud Web MCPを検索して接続します。ChatGPT WebではPluginsからPlaudを検索して接続します。いずれも設定画面から接続する形式で、貼り付ける接続先URLは案内されていません。この経路では録音データが米国で運用されるPLAUDのMCPサーバーを経由すること、リクエスト完了後にデータを保存しないとPLAUDが説明していること、取り扱いはPLAUDのプライバシーポリシーに従うことが、同ドキュメントの注記に記載されています。

公開されている7つのツール

ツール役割
loginブラウザを開いて認証を行う
logoutサインアウトして認可を取り消す
get_current_user接続中のアカウント情報を表示する
list_files録音の一覧を取得する。絞り込み条件を指定できる
get_file録音1件の詳細を取得する
get_note要約、対応事項、主要な論点を取得する
get_transcript話者と時刻付きの文字起こしを取得する
PLAUD MCPが提供するツール(出典: PLAUD公式MCPドキュメント、2026年9月17日確認)

一覧のとおり、用意されているのは取得系の操作です。録音のアップロード、名前の変更、文字起こしの編集にあたるツールは公開されていません。運用を設計する際は、読み取りを前提に組み立ててください。

絞り込み条件と返ってくる項目

引数内容
query録音名に対する大文字小文字を区別しないキーワード照合
date_from開始日(YYYY-MM-DD)
date_to終了日(YYYY-MM-DD)
page、page_sizeページ指定。絞り込み条件を指定した場合は無視される
list_filesの絞り込み条件(出典: PLAUD公式MCPドキュメント、2026年9月17日確認)
項目内容
id録音の識別子
name録音名
created_at作成時刻
start_at録音開始時刻
duration長さ(ミリ秒)
serial_number端末のシリアル番号
presigned_url音声の一時ダウンロードURL。有効期限は24時間(get_fileのみ)
source_list話者と時刻付きの文字起こし断片(get_fileのみ)
note_list生成された要約(get_fileのみ)
list_filesとget_fileが返す項目(出典: PLAUD公式MCPドキュメント、2026年9月17日確認)

検索で見つからないときに疑う2点

まず、キーワードの照合先は録音の名前です。文字起こしの本文は検索対象に含まれないため、会話の中に出てきた語句で探しても一致しない場合があります。次に、絞り込みは全件検索ではなく走査です。対応するPLAUD CLIの検索は直近500件までを走査する仕様がCLIドキュメントに記載されており、同じ範囲で考えておくと判断を誤りにくくなります。

したがって、結果が0件でも該当する録音が存在しないとは限りません。走査がどこまで遡ったかを確認したうえで、期間を区切って問い合わせ直すと精度が上がります。録音名に相手先と議題を入れておくと、取り出せる範囲が変わります。

付属する6つのスキル

スキル呼び出される場面
plaud-browse録音を一覧したいとき
plaud-find特定の会議を探したいとき
plaud-read文字起こしや要約を読みたいとき
plaud-digest一定期間の会議をまとめたいとき
plaud-followup対応事項や返信の下書きを作りたいとき
plaud-export他のサービスへ書き出したいとき
インストーラーが読み込むスキル(出典: PLAUD公式MCPドキュメント、2026年9月17日確認)

つながらないときの確認点

  • ツールが表示されない:ウィンドウを閉じるだけでは足りない。クライアントを終了して起動し直す
  • 401や未認証のエラー:クライアントに「log me into Plaud」と伝えて認証をやり直す
  • トークン更新のエラー~/.plaud/tokens-mcp.jsonを削除して認証し直す
  • 認証時にブラウザが開かない:表示されたURLを手動で開く。遠隔のマシンではssh -L 8199:localhost:8199 user@hostでポートを転送する
  • Claude Desktopで接続が切れるplaud-mcp unsetup && plaud-mcp setupを実行してから再起動する

更新する場合はnpm install -g @plaud-ai/mcp@latestを実行し、クライアントを再起動します。各項目の詳細は公式のTroubleshooting表に記載があります。

チームで共有するならKylonのコネクション

ここまでの手順は、自分の端末から自分の録音を参照する構成です。会議の内容を担当者間で扱う場合は、Kylonのコネクションとして接続すると、同じ会話の中で録音一覧、詳細、要約、文字起こしを参照できます。取り出した内容を顧客管理や課題管理へ振り分ける流れは、PLAUD Embedded SDKとMCPで、議事録をCRMと課題管理へつなぐ方法で解説しています。

AIクライアント側の設定に慣れていない場合は、Claude Codeの始め方と基本的な使い方もあわせて参照してください。

まとめ

  • 導入はNode.js 20以上を用意し、インストーラーを1回実行する
  • 公開されているのは取得系の7つのツールで、書き込み用のツールは含まれない
  • キーワードは録音名に照合され、走査の範囲にも上限がある
  • 録音名に相手先と議題を残しておくと、取り出せる範囲が変わる
  • 担当者間で扱う場合は、確認の工程を挟める場所に取り込む

会議の記録を顧客管理や課題管理へつなぐ流れを、自社の運用に合わせて整理できます。

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