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AI活用の最前線
PLAUD MCPとは。録音をAIエージェントにつなぐ設定と使い方
PLAUD MCPを設定すると、ClaudeやCursorから自分の録音を検索し、文字起こしと要約を読み出せます。導入手順、公開されている7つのツール、返ってくる項目、検索の制限までを公式資料に沿って整理します。

結論: PLAUD MCPを設定すると、ClaudeやCursorなどのAIクライアントから自分のPLAUD録音を検索し、文字起こしと要約を読み出せます。導入はコマンド1行で、対応クライアントの設定ファイルは自動で書き込まれます。公開されているのは読み取り用の7つのツールで、録音の追加や書き換えを行うツールは含まれません。出典はPLAUD公式のMCPドキュメントです。
この記事の要点
- MCP:AIクライアントを外部サービスに接続するための共通仕様。PLAUDは対応サーバーを公式に提供している
- 導入条件:Node.js 20以上とPLAUDアカウント。インストーラーが利用中のクライアントを検出して設定を書き込む
- 提供範囲:録音の一覧、詳細、要約、文字起こしを取得する7つのツール
- 検索の照合先:キーワードは録音の名前に対して照合される。文字起こし本文は対象外
- チーム利用:Kylonのコネクションとして接続すると、同じ会話の中で担当者が内容を確認できる
会議の録音は、後から聞き直す時間が取れないまま残りがちです。必要なのは録音そのものではなく、そこで決まった内容と次の対応です。AIクライアントから録音を直接参照できると、聞き直す工程を挟まずに確認へ進めます。
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公式の更新履歴では、MCPとCLIは2026年5月12日にv1.0.0として提供が始まったと記載されています。最近になって公開されたものではないため、導入を検討する際は発表時期ではなく、現在の対応クライアントと提供ツールを基準に判断してください。出典はPLAUD MCP・CLIの更新履歴です。
導入前に確認する2つの条件
- Node.js 20以上:インストーラーとサーバーはnpx経由で動作する
- PLAUDアカウント:設定後にブラウザで認証を行う
設定はコマンド1行から始める
npx -y @plaud-ai/mcp@latest install実行すると、インストーラーが利用中のAIクライアントを検出し、設定を書き込んだうえでブラウザを開きます。認証画面でAuthorizeを選び、案内された対象クライアントを再起動すると、次のセッションからツールを呼び出せます。オプションとして、検出したクライアントを確認なしで設定する--yesと、ブラウザ認証を省略する--no-loginが用意されています。出典はPLAUD MCPドキュメントのInstall節です。
| クライアント | 自動設定 | 設定後の操作 |
|---|---|---|
| Claude Desktop | 対応 | アプリを終了してから開き直す |
| Claude Code | 対応 | 終了して新しいセッションを開始する |
| Codex Desktop | 対応 | アプリを終了してから開き直す |
| Cursor、Windsurf、VS Code、Zed | 対応 | 各クライアントの手順で再読み込みする |
| Kiro | 対応 | 再起動は不要 |
| Claude Web、ChatGPT Web | 対話形式の案内 | 再起動は不要 |
自動設定に対応していないクライアントの場合
検出されないクライアントには、設定ファイルへ次の内容を追記します。
{
"mcpServers": {
"plaud": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@plaud-ai/mcp@latest"]
}
}
}ブラウザ版のClaudeとChatGPTから使う
手元にNode.jsを用意せずに使う経路もあります。Claude Webでは、左側のCustomizeからConnectorsを開き、Plaud Web MCPを検索して接続します。ChatGPT WebではPluginsからPlaudを検索して接続します。いずれも設定画面から接続する形式で、貼り付ける接続先URLは案内されていません。この経路では録音データが米国で運用されるPLAUDのMCPサーバーを経由すること、リクエスト完了後にデータを保存しないとPLAUDが説明していること、取り扱いはPLAUDのプライバシーポリシーに従うことが、同ドキュメントの注記に記載されています。
公開されている7つのツール
| ツール | 役割 |
|---|---|
| login | ブラウザを開いて認証を行う |
| logout | サインアウトして認可を取り消す |
| get_current_user | 接続中のアカウント情報を表示する |
| list_files | 録音の一覧を取得する。絞り込み条件を指定できる |
| get_file | 録音1件の詳細を取得する |
| get_note | 要約、対応事項、主要な論点を取得する |
| get_transcript | 話者と時刻付きの文字起こしを取得する |
一覧のとおり、用意されているのは取得系の操作です。録音のアップロード、名前の変更、文字起こしの編集にあたるツールは公開されていません。運用を設計する際は、読み取りを前提に組み立ててください。
絞り込み条件と返ってくる項目
| 引数 | 内容 |
|---|---|
| query | 録音名に対する大文字小文字を区別しないキーワード照合 |
| date_from | 開始日(YYYY-MM-DD) |
| date_to | 終了日(YYYY-MM-DD) |
| page、page_size | ページ指定。絞り込み条件を指定した場合は無視される |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| id | 録音の識別子 |
| name | 録音名 |
| created_at | 作成時刻 |
| start_at | 録音開始時刻 |
| duration | 長さ(ミリ秒) |
| serial_number | 端末のシリアル番号 |
| presigned_url | 音声の一時ダウンロードURL。有効期限は24時間(get_fileのみ) |
| source_list | 話者と時刻付きの文字起こし断片(get_fileのみ) |
| note_list | 生成された要約(get_fileのみ) |
検索で見つからないときに疑う2点
まず、キーワードの照合先は録音の名前です。文字起こしの本文は検索対象に含まれないため、会話の中に出てきた語句で探しても一致しない場合があります。次に、絞り込みは全件検索ではなく走査です。対応するPLAUD CLIの検索は直近500件までを走査する仕様がCLIドキュメントに記載されており、同じ範囲で考えておくと判断を誤りにくくなります。
したがって、結果が0件でも該当する録音が存在しないとは限りません。走査がどこまで遡ったかを確認したうえで、期間を区切って問い合わせ直すと精度が上がります。録音名に相手先と議題を入れておくと、取り出せる範囲が変わります。
付属する6つのスキル
| スキル | 呼び出される場面 |
|---|---|
| plaud-browse | 録音を一覧したいとき |
| plaud-find | 特定の会議を探したいとき |
| plaud-read | 文字起こしや要約を読みたいとき |
| plaud-digest | 一定期間の会議をまとめたいとき |
| plaud-followup | 対応事項や返信の下書きを作りたいとき |
| plaud-export | 他のサービスへ書き出したいとき |
つながらないときの確認点
- ツールが表示されない:ウィンドウを閉じるだけでは足りない。クライアントを終了して起動し直す
- 401や未認証のエラー:クライアントに「log me into Plaud」と伝えて認証をやり直す
- トークン更新のエラー:
~/.plaud/tokens-mcp.jsonを削除して認証し直す - 認証時にブラウザが開かない:表示されたURLを手動で開く。遠隔のマシンでは
ssh -L 8199:localhost:8199 user@hostでポートを転送する - Claude Desktopで接続が切れる:
plaud-mcp unsetup && plaud-mcp setupを実行してから再起動する
更新する場合はnpm install -g @plaud-ai/mcp@latestを実行し、クライアントを再起動します。各項目の詳細は公式のTroubleshooting表に記載があります。
チームで共有するならKylonのコネクション
ここまでの手順は、自分の端末から自分の録音を参照する構成です。会議の内容を担当者間で扱う場合は、Kylonのコネクションとして接続すると、同じ会話の中で録音一覧、詳細、要約、文字起こしを参照できます。取り出した内容を顧客管理や課題管理へ振り分ける流れは、PLAUD Embedded SDKとMCPで、議事録をCRMと課題管理へつなぐ方法で解説しています。
AIクライアント側の設定に慣れていない場合は、Claude Codeの始め方と基本的な使い方もあわせて参照してください。
まとめ
- 導入はNode.js 20以上を用意し、インストーラーを1回実行する
- 公開されているのは取得系の7つのツールで、書き込み用のツールは含まれない
- キーワードは録音名に照合され、走査の範囲にも上限がある
- 録音名に相手先と議題を残しておくと、取り出せる範囲が変わる
- 担当者間で扱う場合は、確認の工程を挟める場所に取り込む
会議の記録を顧客管理や課題管理へつなぐ流れを、自社の運用に合わせて整理できます。


