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AI活用の最前線
Claudeのコンピューター操作、スキル、ファイル管理が正式提供へ
AnthropicがClaude Platformのコンピューター操作、ブラウザ操作、Skills API、Files APIを一般提供しました。ソフトウェアを操作し、チームの手順を使い、完成したファイルを返すエージェントを組み立てるための機能を、公式発表から整理します。

結論: Anthropicは、Claude Platformのコンピューター操作、ブラウザ操作、Skills API、Files APIを一般提供しました。ソフトウェアを操作し、チームの手順を参照し、完成したファイルを返すエージェントを、開発者が組み立てやすくなります。機能と提供状況はAnthropic公式発表を参照しています。
この記事の要点
- コンピューター操作が複数の操作を1回の応答で進められるようになり、ブラウザ操作機能も追加
- Skills APIでチーム独自の手順、スクリプト、テンプレートをアップロードして版管理できる
- Files APIでPDFや表計算ファイルを保存し、後の処理で参照できる
- Claude Platformで一般提供。Skills APIとFiles APIはMicrosoft Foundryでも利用でき、クラウド別の提供条件は異なる
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Anthropicは、エージェントが画面を見ながらクリック、入力、スクロールを行うコンピューター操作を提供してきました。今回の更新では、1回のモデル呼び出しごとに1操作を行うのではなく、1回の応答で複数の操作を進められるようになりました。新しいブラウザ操作機能は、スクリーンショットだけでなくページの構造も参照し、画面上の位置だけに依存せず、対象の入力欄やボタンを指定します。詳しくは公式発表で確認できます。
コンピューター操作とブラウザ操作
ブラウザ操作は、業務システムのように専用の連携機能がない画面を扱う場面を想定しています。Anthropicは、保険会社のウェブポータルへ申請内容を入力する例を示しています。実際の業務では、許可する画面、入力できる情報、操作前に確認する人を先に決めます。
Skills APIで手順を再利用する
Skills APIでは、指示、スクリプト、テンプレートを含むフォルダをスキルとしてアップロードし、版を管理できます。Anthropicは、スキルがClaudeのコード実行用サンドボックスで動くため、利用者がスキルの実行環境を個別にホストする必要はないと説明しています。出典はAnthropic公式発表です。
たとえば、保険の申請手順、金融機関の審査メモの形式、社内レビューの確認項目を、再利用できる手順としてまとめられます。手順をスキルにしただけで内容が正しくなるわけではありません。担当者、改訂日、確認方法を業務標準化の一部として管理する必要があります。
Files APIで資料を参照する
Files APIは、エージェントが読む資料や作成したファイルを保存するための機能です。Anthropicによると、PDFや表計算ファイルを一度アップロードし、後のリクエストでは識別子で参照できます。一般提供時の変更として、自動的なファイル有効期限、従来の5倍のレート上限、組織あたり1TBの保存容量も案内されています。詳しくは公式発表を確認してください。
Anthropicが示す一連の業務フロー
Anthropicは、申請書類を扱うエージェントを例にしています。エージェントがFiles APIの受付資料を読み、社内手順をまとめたスキルに従い、ブラウザ操作で保険会社のポータルに入力し、完了通知をファイルとして保存する流れです。この例は公式発表に記載されています。
- 資料が案件の文脈を渡す
- スキルがチームの手順を渡す
- コンピューター操作とブラウザ操作が画面上の作業を進める
- Files APIが作成物と完了記録を保存する
重要なのは、資料、手順、画面操作、成果物を1つの流れとして組み合わせられる点です。文章を生成するだけでなく、作業の開始から完了までを設計するための部品がそろいます。
提供先、料金、利用条件
Anthropicは、コンピューター操作、ブラウザ操作、Skills API、Files APIをClaude Platformで利用できると説明しています。Skills APIとFiles APIはMicrosoft Foundryでも利用できます。更新されたコンピューター操作とブラウザ操作は、Google CloudのVertex AIにも順次提供予定です。既存のベータ連携は移行中も動作すると案内されています。提供先の詳細は公式発表を参照してください。
今回の発表には、機能ごとの単独料金表は掲載されていません。実際の費用は、Claude Platform、Microsoft Foundry、クラウド契約の条件に加えて、モデル利用、ツール操作、保存容量の課金を確認して見積もります。
他のAIエージェント基盤との違い
今回の更新は、開発者が自社のエージェントアプリに組み込むための部品を提供するものです。すぐに使える対話画面を中心にしたアシスタントや、既存のオフィスソフトに組み込まれた支援機能とは、組み立てる場所が異なります。KylonのようなAIネイティブなワークスペースでは、AIエージェントの作業だけでなく、チャンネル、権限、確認、コネクション、繰り返すワークフローも同じ場所で管理します。
| 確認したい点 | Claude Platformの機能 | Kylonのワークスペース |
|---|---|---|
| 業務フローを組み立てる場所 | 開発者が作るアプリとAPI呼び出し | チャンネル、AIエージェント、コネクション、スキル、ワークフロー |
| チームの手順を置く場所 | 版管理したスキルのパッケージ | 共有メモリと再利用できるスキル |
| 人が確認する場所 | 開発者が用意するアプリの画面 | チャンネルや承認カード |
| 作業後に残るもの | 開発者が保存先を設計したファイルと記録 | 下書き、議論、判断、ワークフローの実行履歴 |
チームで試すときの確認項目
- 機密情報を含まない資料と、取り消し可能なブラウザ操作から始める
- コンピューター操作とブラウザ操作は、最初は人の承認を必須にする
- スキルに担当者と改訂日を付け、実運用の資料へ接続する前に確認する
- ファイルの保存期間、参照権限、完了を示す記録を決める
- 修正回数、操作が止まった回数、完了までの時間、担当者への引き継ぎを測る
まとめ
- Anthropicがコンピューター操作、ブラウザ操作、Skills API、Files APIを一般提供
- 資料、チームの手順、画面操作、完成ファイルを1つの業務フローに組み込める
- 提供先と料金は契約形態によって異なるため、利用前に確認が必要
- 導入では、権限、承認、保存期間、担当者、実行履歴を業務標準化の対象として設計する
AIエージェントを含む業務の流れを、権限と確認手順に合わせて整理できます。


