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中小企業向けAIエージェント比較:9製品の料金と選び方

AIエージェントを名乗る製品は、性格がまったく違う4つのタイプに分かれます。ChatGPT BusinessからMicrosoft 365 Copilot、Notion、Zapier、Dify、Kylonまで、各社の公式料金ページで確認した9製品を、料金と向いている業務で並べました。2026年8月18日時点の情報です。

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Kylon Team
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KYLON BLOG

AIエージェント 中小企業向け比較

結論:AIエージェントという言葉は、性格の違う4種類の製品に同じ名前が付いている状態です。料金表を横に並べる前に、自社が任せたいのが「個人の作業」なのか「チームの業務そのもの」なのかを決めると、候補は数個に絞れます。

この記事の要点

  • 課金の単位が違う:1席あたりの月額、1ワークスペースあたりの年額、処理量に応じたクレジットの3通りが混在しています。人数で増えるのか処理量で増えるのかが、導入後の費用を左右します。
  • 4つのタイプ:個人の作業を速くするチャット型、既存のオフィスソフトに組み込む型、業務を自動化するプラットフォーム型、人とAIエージェントが分業するワークスペース型。
  • 比較の軸は性能ではない:どの製品も日本語で動きます。分かれ目は、成果がどこに残るか、担当者が代わったときに引き継げるかです。
  • 料金は各社の公式ページで確認:本記事の数値は2026年8月18日時点で、各社が公開している料金ページを参照しています。

対象読者は、AIの業務導入を検討している中小企業の経営者、情報システム担当者、業務改善の担当者です。

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9製品の料金と位置づけ(2026年8月18日時点)

製品タイプ法人向けの最小プラン料金
ChatGPT Businessチャット型1ユーザー月額20米ドル(2名以上・年払い、月払いは25米ドル)
Microsoft 365 Copilot既存オフィス組込型1ユーザー月額4,497円相当(年払い、税抜)
Claude Teamチャット型1席 月額20米ドル(年払い、月払いは25米ドル)
Google Workspace Business Standard既存オフィス組込型1ユーザー月額14米ドル(年払い)
Notion ビジネスドキュメント型ワークスペース1メンバー月額20米ドル。カスタムエージェントは1,000クレジットあたり10米ドルが別途
Slack ビジネスプラスチャット型ワークスペース1ユーザー月額15米ドル(年払い)
Zapier Professional自動化プラットフォーム月額19.99米ドルから
Dify Professional開発者向け構築プラットフォーム1ワークスペース 年額590米ドル
Kylon Core人とAIエージェントが分業するワークスペース月額100米ドルから(1,000クレジット、AIエージェント最大5体)
出典は各社の公式料金ページ(2026年8月18日確認)。表示は割引前の定価で、期間限定のキャンペーン価格は含めていません。Microsoftの価格は税抜表示です。

同じ表に並んでいても、比較できるのは金額だけです。ChatGPT BusinessとClaude Teamは担当者1人ずつに席を用意する考え方、Difyは開発者がアプリを作るための土台、Zapierは処理の回数で増える自動化基盤、Kylonはエージェント数と処理量の組み合わせです。人数が増えると費用が増える製品と、任せる仕事量が増えると費用が増える製品では、3年後の総額が入れ替わります。

4つのタイプに分けて考える

1. 個人の作業を速くするチャット型

ChatGPT BusinessClaude Teamが代表です。どちらも1席あたり月額20米ドル(年払い)で、文章作成、要約、調査、簡単な分析まで幅広くこなします。導入の手間が最も軽く、成果もその日から出ます。

一方で、成果は各担当者の会話履歴の中に残ります。担当者が異動すると、その人が積み上げた使い方も一緒に離れていきます。属人化を減らす目的で導入すると、期待とずれることがあります。

2. 既存のオフィスソフトに組み込む型

Microsoft 365 Copilotは1ユーザー月額4,497円相当(年払い、税抜)で、Microsoftの料金ページによればすべてのライセンスにCopilot Studioへのアクセスが含まれます。Microsoft 365 Business PremiumとCopilot Businessを組み合わせた構成は1ユーザー月額4,797円相当(年払い、税抜)です。Google Workspace Business Standardは1ユーザー月額14米ドル(年払い)で、Gemini関連の機能がプランに含まれています。

既にどちらかを全社で使っているなら、ここから始めるのが手戻りの少ない順序です。新しい画面を覚える負担がなく、権限管理も既存の設定を引き継げます。

3. 業務を自動化するプラットフォーム型

Zapier Professionalは月額19.99米ドルから、Dify Professionalは1ワークスペース年額590米ドルで、Difyの料金ページによればProfessionalには月5,000メッセージ分のクレジットと3名のメンバー枠が含まれます。手順が決まっている処理を機械に渡す用途では、この2つが最も安く付きます。

その代わり、業務の手順を先に固める必要があります。まだ手順が固まっていない業務に自動化を当てると、作った後の作り直しに時間を取られます。

4. 人とAIエージェントが分業するワークスペース型

Notion ビジネスは1メンバー月額20米ドルで、カスタムエージェントは1,000クレジットあたり10米ドルのクレジット購入が別途必要だと料金ページに記載されています。Slack ビジネスプラスは1ユーザー月額15米ドル(年払い)です。Kylon Coreは月額100米ドルから、1,000クレジットとAIエージェント最大5体、3,000以上の外部連携が含まれます。

このタイプの特徴は、担当者とAIエージェントが同じチャンネルで1つの案件を分担し、判断の経緯がその場に残ることです。担当者が代わっても、過去のやり取りとデータベースを読み直せば業務標準化を進められます。

中小企業が選ぶときの4つの判断軸

  • 課金が人数で増えるか、処理量で増えるか:担当者10名で全員が毎日使うなら席課金が割高になり、少人数で処理量が多いなら従量課金が割高になります。
  • 成果がどこに残るか:個人のチャット履歴に残るのか、チームが後から参照できるデータとして残るのか。ナレッジ共有を目的にするなら後者が必要です。
  • 既存のツールに載せられるか:Microsoft 365やGoogle Workspaceを全社で使っているなら、その中の機能から試す方が定着が早くなります。
  • 手順が固まっているか:固まっている業務は自動化プラットフォーム、固まっていない業務は人とAIエージェントが相談しながら進められる形が合います。

よくある質問

Q. 中小企業がAIエージェントを1つだけ選ぶなら、どれが向いていますか。

既に業務がMicrosoft 365かGoogle Workspaceに乗っているなら、まずはその中のAI機能から始めるのが手戻りの少ない順序です。文書作成や検索が中心ではなく、問い合わせ対応や請求確認のように毎日繰り返す業務そのものを任せたい場合は、人とAIエージェントが同じ場所で分担できる製品を検討します。

Q. AIエージェントの料金は1人あたりで比較すればよいですか。

課金の単位が製品ごとに違うため、1人あたりの金額だけでは比べられません。ChatGPT BusinessやClaude Teamは1席あたりの月額、Difyは1ワークスペースあたりの年額、Notionのカスタムエージェントは利用量に応じたクレジット、Kylonはエージェント数とクレジットの組み合わせです。担当者の人数で増えるのか、処理量で増えるのかを先に確認してください。

Q. 日本語でそのまま使えますか。

本記事で取り上げた9製品はいずれも日本語で操作できます。Microsoft、Google、Notion、Slack、Claude、Kylonは日本語の料金ページも公開しています。Difyは公式の料金ページが英語表記です。

Q. すでにMicrosoft 365を契約しています。別のAIエージェントも必要ですか。

Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Teamsなど既に使っているアプリの中で作業を支援する設計です。一方で、複数の担当者と複数のAIエージェントが1つの案件を分担し、その履歴を業務データとして残す使い方は設計思想が異なります。目的が後者であれば、併用を前提に検討することになります。

Q. 導入前に無料で試せますか。

無料枠や試用期間の有無は製品ごとに異なります。DifyにはSandboxという無料プラン、Kylonには7日間の無料トライアルが公開されています。試す際は、実際に任せたい業務を1つ決めて、同じ条件で複数の製品を動かすと違いが見えます。

表で比べた違いは、実際の画面で確かめられます。

初回無料クレジット付き。1つのチャンネルに複数のAIエージェントを入れて、分業の様子をご確認ください。

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